実話に基づいています。

バイトが終わったあと、ポルナレフはバイト先の隣にある生協で買い物をしていくことにした。


今日のおかずは麻婆茄子の予定である。ポルナレフはウキウキしながら茄子を手に取っていた。


次の瞬間、ポルナレフは思い出した。「まてよ、おれの財布には金が入っていたか?」と。


すぐに財布を見ると、そこに見えたのは一枚の50円玉と数枚の10円玉だけだった。


ポルナレフは絶望したこれでは茄子どころか家にも帰れない。


そこで問題だ!
この残金でどうやって家に帰るか?


3択;一つだけ選びなさい
答え①ハンサムなポルナレフは突如別のアイデアがひらめく
答え②仲間がきて助けてくれる
答え③帰れない。現実は非情である。


「おれが○をつけたいのは答え②だが期待できない。10分前にあがったジョースターさんたちがあと数秒の間にここに都合よく現れてアメリカンコミック・ヒーローのようにジャジャーンと登場して『待ってました!』と間一髪助けてくれるってわけにはいかねーゼ。やはり答えは・・・・・・・・①しかねえようだ!」





「…仕方ない。歩いて帰るか」


しかし、ポルナレフは帰り道を知らない。足もかなり疲れている。


ポルナレフは再び絶望した。



















…答え:③













絶望の中、ポルナレフは思い出す。
ここまでの旅路を。


呪いのデーボの体を切り裂きまくったこと、便器を舐めたこと、更には今は亡き愛すべき友人アヴドゥルのことを。


「思えば妹の敵を討つためにここまで来たんだったな。ああ、故郷の友人たちは今頃何をしているのだろう。」


その時、不思議な情景を思い出した。
そこは、駿台の近くにあったセブンイレブン
なんと、若かりし自分はそこでもらったお釣りを財布にしまわず鞄に入れていたッ!


「それだ!」

ポルナレフは思わず叫び、素早く鞄の中をさぐり、百円玉を手にとったッ!


「うおおぉぉぉ!俺はッ!この百円でッ!家に帰るッ!」


そしてその百円を失わないうちにしまおうと財布を出した。
するとそこには見覚えのある小さな紙が…!






















答え:④ポルナレフは来たときに帰りの切符を買ったのを忘れていた。




失意のままポルナレフは電車に乗って帰っていった。