自分の事は棚に上げないと批評なんかできないですよね。

今日は、昨日買った「リアル鬼ごっこ」を読んでいました。
滅多に本を読まない姉がこの本を薦めていたのを思い出して買おうとおもったんです。
一応全部読んだのですが、大して面白くない。というか普通すぎる。


西暦3000年のある国の国王が、自分と同じ佐藤という姓を持つ者を抹消しようとある計画を思いつく。
その計画とは、一週間にわたって毎日夜11時から12時のあいだを鬼ごっこ期間として、全国に佐藤探知ゴーグルをつけた鬼を配置し佐藤を捕まえさせるというもの。
捕まった佐藤は死刑、一週間逃げ切った佐藤は何でも願いをかなえてもらえる。佐藤を捕まえた鬼には褒美を、捕まえられなかった鬼は死刑。鬼ごっこ期間中は乗り物は一切禁止で、佐藤以外でも乗り物を動かしたらその場で死刑。
そんな計画が実行されるなか大学生で陸上選手の主人公、佐藤翼は生き別れの妹を探し出そうとする。


という話なんですが、本当に大して面白くないんです。
ごっこという発想も大して奇抜なわけでもない。
そしてこの作者の山田悠介、高校を卒業して半年くらいで書き始めたらしく、それまで特に文を書いていたわけでも本を読んでいたわけでもかったそうなのです。だから鬼ごっこのドキドキ感もあまりない。
しかもオチが予想通りという…。
あと、都合が良すぎるというか、「それはちょっと無理があるだろ」っていうところがある。非現実の中でも現実味のあるものを描いて欲しかったです。


そんな感じですね。
ちょっと偉そうな辛口批評でした。


明日また本を買いに行こう。なにかお勧めあれば教えてねん。